十字架像

登録番号97
資料群名慶長遣欧使節関係資料
年月日(17世紀初期)
数量1口
法量十字架 縦28.0 横13.1、キリスト像 像高12.0
指定国宝
備考・解説木製(欅材)の十字架と、手足を釘打たれた鋳造のキリスト像。本来は、十字架にキリスト像が取り付けてあった。十字架の上辺には罪状書きの板を付けてあったと思われる釘孔が残る。キリスト像には絵具の痕跡があり、当初は彩色されていたことがわかる。両手首と片方の足首が失われ、十字架も4片に折られて、工芸品までもが迫害の対象になったことを物語るが、それでもなお捨てられずに保管されていたことも同時に伝えている資料である。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』67、『仙台市博物館収蔵資料図録 国宝「慶長遣欧使節関係資料」』6、『特別展図録 伊達政宗の夢ー慶長遣欧使節と南蛮文化』159。

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