ローマ教皇パウロ五世像

登録番号94
管理番号3
資料群名慶長遣欧使節関係資料
年月日(1615年頃)
数量1面
法量縦76.5 横61.0
指定国宝
備考・解説1615年11月3日、支倉常長がサン・ピエトロ宮で謁見したローマ教皇パウルス5世の肖像画。画面上端に、教皇の名と年代とを記したと思われる金文字の跡がわずかに残っている。常長が日本に帰着後、短剣類とともに直接伊達政宗に献上したものである。「支倉常長像」と比較すると迫真性に欠け、やや平板な印象は否めず、教皇庁の関係者に配るために制作された複数生産品の1つだったものと推測されるが、ローマにおける使節の足跡を明らかにする貴重な絵画である。筆者を、教皇肖像画の専門画家であったアントニオ・スカルヴァーティとする説が出されている。「世界の記憶」登録資料。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』64、『仙台市博物館収蔵資料図録 国宝「慶長遣欧使節関係資料」』3、『特別展図録 伊達政宗の夢ー慶長遣欧使節と南蛮文化』138。

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