竹菱梅葵紋蒔絵女乗物

登録番号80
資料群名H13購入466
年月日江戸時代後期(19世紀)
数量1挺
法量柄長456.0 高122.5 奥行92.3
指定仙台市指定文化財
備考・解説江戸時代、いわゆる駕籠は身分によって様式が決められていた。黒漆地に蒔絵で家紋や唐草などを表したものは、主に大名の正室用で、格の高い女乗物である。この乗物の場合、黒い漆の地を埋めつくすように、竹菱と梅の模様を金銀蒔絵で表し、葵紋を各所に配している。乗物の内部には金地に源氏物語の紅葉賀、初音、胡蝶の光景が描かれ、金襴地の布団が敷かれている。文化11年(1814)、紀州徳川家から10代藩主伊達斉宗に嫁いだ、鍇姫のものと伝えられている。御三家の姫君用のため、よりいっそう華やかに蒔絵で飾られている。伊達家旧蔵。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』165。

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