• 画像切り替えサムネイル画像 その1

  • 画像切り替えサムネイル画像 その2

  • 画像切り替えサムネイル画像 その3

太刀 無銘(「鎺国行」)

登録番号76
資料群名H30寄贈20
作成者等伝来国行作
年月日鎌倉時代(13世紀)
数量1口
法量全長91.9 刃長72.1
備考・解説伊達政宗が鷹とその鷹が獲った鶴を豊臣秀吉へ献上した返礼として、天正17年(1589)6月に秀吉から贈られた太刀。銘はないが、鎺の両面に「国」「行」と透かしてあることから「鎺国行」と呼ばれる。国行は、山城国来派の祖とされる刀工。本作は小板目の鍛えで焼幅広く、匂い深い。刃文は小乱れに尖り刃が交じり、足、葉が入る。茎は大磨上となるが、保存状態は良好である。政宗が晩年まで愛用した刀剣として『木村宇右衛門覚書』等に記載され、江戸時代に伊達家の刀剣類を記録した『剣槍秘録』(寛政元年・1789成立)の筆頭に記される。拵も『剣槍秘録』の記事とほぼ一致する。来派による鎌倉時代の刀剣として上質の作であるだけでなく、伊達政宗の代表的な愛刀であり、秀吉から拝領した経緯も明らかな貴重な作である。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』131。

PageTop