芳流閣両雄動

登録番号75
資料群名大宮司雅之輔コレクション
作成者等月岡芳年画
年月日明治20年(1887)頃
数量大版竪2枚続
備考・解説月岡芳年(1839~92)は、歌川国芳の門人で、江戸後期から明治時代に活躍した。本図は、曲亭馬琴作の読本『南総里見八犬伝』の第30回、芳流閣の場面である。八犬士のうちの2人、犬塚信乃と犬飼現八は互いを犬士とは知らずに、芳流閣で対決する。師の国芳にも、ほぼ同構図の画があり、そこから着想を得たと推測できる。芳年はその画をさらに発展させて、竪二枚続きの大画面に鮮やかな色彩を施し、より緊迫感を生み出している。『仙台市博物館 館蔵名品図録 改訂版』124。

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