徳川家康領知覚書(百万石のお墨付き)

登録番号7
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等大崎少尉(伊達政宗)宛
年月日慶長5年(1600)8月22日
数量1通
法量縦45.0 横65.0
備考・解説のちに「天下分け目の合戦」ともいわれた関ケ原の戦いを前に、徳川家康が伊達政宗の重臣たちへ所領を給付することを約束した覚書。恩賞とされた各地域は、いずれも以前に豊臣秀吉によって没収された土地で、当時は上杉家の所領となっていた。当時の政宗の所領と合わせると百万石を超えるため「百万石のお墨付」と呼ばれている。しかし実際に与えられたのは、伊達氏が上杉氏から攻め取った刈田郡のみだった。本資料は、関ケ原の戦いへといたるなかで政宗と家康の利害関係の一致を伝える象徴的な文書といえる。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』17。

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