鵞の介科

登録番号69
資料群名阿部次郎コレクション
作成者等歌川豊国画
年月日文化6年(1809)
数量大判1枚物
備考・解説歌川豊国(1769~1825)は、江戸後期の浮世絵界の最大画派、歌川派を率いた。特に役者似顔絵で有名だが、読本の挿絵も手がけていた。このみぶり(介科)絵のシリーズは、流行作家の山東京伝作で豊国が挿絵をした、動植物のみぶりや声まねをまとめた滑稽本『腹筋逢夢石』(初編は文化6年、二・三編は同7年刊)と相前後して出版されている。座敷遊びでの流行を基盤としながら、豊国らしい写実が活きる作品である。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』120。

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