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天文図・坤輿万国全図屏風

登録番号66
管理番号1
資料群名H12購入451
作成者等名取春仲筆
年月日江戸時代後期(19世紀)
数量6曲1双
法量各縦176.3 横363.5
備考・解説岩出山出身の天文学者名取春仲自筆の天文図と坤輿万国全図。この天文図は元禄12年(1699)の渋川昔尹作「天文成象図」を画面全体に大きく描く。上部には渾天儀図、北と南の極付近を描いた「紫微垣見界之図」と「南極諸星垣見星界之図」、天球を12分割した図、「昼夜長短之図」を表している。このうち「紫微垣見界之図」は宇宙から見た図になっており、天球儀を作る意図が指摘されている。また「昼夜長短之図」は仙台藩の天文方であった遠藤盛俊によって作られたものである。屏風は全体に絵の具の塗りもよく装飾的である。坤輿万国全図は、イタリア人宣教師マテオ・リッチ作の木版刷世界地図(1602年初版)を基にした彩色写本である。周囲4つの円には九重天図や天地儀など原本と同様の図が描かれる。仙台藩関連の写本では日本の地名の訂正がみられる特徴がある。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』118。

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