ぼんぼこ祭図

登録番号63
管理番号5
資料群名S54購入46
作成者等遠藤曰人筆
年月日江戸時代後期(19世紀)
数量1幅
法量縦118.5 横56.0
備考・解説ぼんぼこ祭とは、城下の東郊に位置する白山神社の祭礼のこと。旧暦3月3日に開催され、柄の先に瓢箪の細工物を付けた「ぼんぼこ槍」を売ることから、この名で呼ばれた。画中にはラクダの看板も見え、文政4年(1821)に来日し、同7年に江戸入りしたラクダの見世物が、仙台にも巡回してきたことを教えてくれる。的を取り合う「的ばやい」の群集や軽業などの興行にあふれかえる群衆描写から、当時の賑わいが伝わってくる。筆者の曰人(1758~1836)は仙台の俳人で、飄逸味あふれる俳画もよくした。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』116。

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