孔雀図

登録番号6002
管理番号28
資料群名石原謙太郎コレクション
作成者等小池曲江筆
年月日寛政10年(1798)
数量1幅
法量縦111.3 横55.0
備考・解説大ぶりな海棠の木とそこにとまる一羽の孔雀を描いた作品。孔雀は豊富な尾羽を垂らし、幹上に立つ姿に描かれる。尾羽に置かれた濃い群青や緑青の色が印象的である。海棠は、牡丹や玉蘭(木蓮)などと組み合わせて、富貴を象徴する図にも表される。孔雀は、その美しい姿から神聖視され、蛇類も食すことから、あらゆる毒物・病を癒す鳥として珍重された。また、孔雀は徳を備えた高貴なものの象徴として絵画化され、本図のように海棠と孔雀の組み合わせも数多く描かれた。曲江は、南蘋に倣って描いた旨を款記に記す孔雀図を何点か描いている。本図に描かれるほっそりとした孔雀は長い尾羽をゆったりと下ろしており、淡く色づいた海棠の花と相まって見る者に上品な印象を与えている。「寛政戊午夏日/曲江釣者寫」の款記があり、年代の判明する曲江の基準作品といえる。『仙台市博物館収蔵資料目録Ⅳ』、『仙台市博物館収蔵資料図録⑦ 仙台四大画家』42、『特別展図録 樹木礼賛 日本絵画に描かれた木と花の美』36。

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