虎図

登録番号55
管理番号34
資料群名亀田兵治コレクション
作成者等東東洋筆
年月日江戸時代後期(19世紀)
数量1幅
法量縦60.4 横97.4
備考・解説東東洋(1755~1839)は、江戸時代後期に活躍した仙台四大画家の一人。県北部の石越(現登米市石越町)に生まれ、19歳の頃京都へ上り、円山応挙や呉春ら円山四条派の画家たちの影響を受けながら、穏やかで時にユーモアあふれる独自の作風を築いた。その本領が発揮されたのが本図で、通常描かれるような虎の獰猛さは失われ、日向ぼっこをする猫を思わせるユーモラスな作品に仕上げられている。虎の背後に添えられた丸々としたフキノトウも、本図の雰囲気づくりに一役かっているようである。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』105。

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