小督・仲国図

登録番号520
資料群名ゴトウコレクション
作成者等忠岡三千子筆
年月日江戸時代中期
数量1幅
法量縦34.4 横62.0
備考・解説本図は『平家物語』を題材とした作品。京都・嵯峨野に隠棲した宮中一の琴の名手・小督が、彼女を慕う高倉上皇の遣わした源仲国に見出される場面を描く。作者の忠岡三千子(生没年不詳)は名を蘭女とし、園井と称した。京都・忠岡氏の娘で、7代藩主・伊達重村の正室・近衛氏年子(1745~1805)の侍女として伊達家に入り、奥女中となる。余技とは考えられない本格的な画技により、狩野派風から浮世絵風のものまで幅広い画域をもった。現存作品として藩主夫人肖像画のほか、故事などに取材した作品を多く残している。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』114。

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