瀟湘八景図

登録番号48
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等雪村筆
年月日室町時代末期(16世紀)
数量6幅
法量各縦130.0 横51.8
指定仙台市指定文化財
備考・解説瀟湘八景とは、中国・洞庭湖の南に位置する瀟水と湘水が合流する地域の8つの勝景のこと。宋代以降、山水画の好画題となった。本図は室町時代後期、関東から南東北を舞台に活躍した常陸出身の画僧雪村周継による数少ない襖絵の遺作である。現在は掛軸に改められ、絵の一部は失われている。いつから伊達家に伝来したか定かでないが、政宗以前の伊達家にかかわる屋敷を飾っていたものかもしれない。墨の濃淡差を強調した雪村の独特の作風は、東国武将らの好みに合致したものだったろう。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』79。

PageTop