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平家物語図屛風

登録番号477
管理番号1
資料群名H4-5購入254
作成者等狩野派
年月日江戸時代初期
数量6曲1双
法量各縦151.0 横357.0
備考・解説本図は、『平家物語』に取材した屛風。右隻は一ノ谷の戦いにおける平敦盛と熊谷直実の姿を、左隻は屋島の戦いで扇を射る那須与一と、悪七兵衛景清による錣引の場面を描く。右隻は、平家の舟を目指し海に入る敦盛に、直実が一騎打ちを挑んで呼び掛ける場面である。左隻は、上方には弓の名手・与一が海上の平家の舟に掲げられた扇子を射抜く場面が描かれる。画面下方には、与一が平家軍の兵士を矢で撃ったことに激高した景清が、源氏の兵士の錣を引きちぎる場面が描かれる。本作は、やや破損は目立つが、細部まで優れた描写をみせる。落款は無いものの、描法から江戸時代初期の狩野派の作品と考えられる。なお、本作は岩出山伊達家に伝来したものである。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』71。

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