岩出山城絵図

登録番号46
資料群名伊達家寄贈文化財
年月日江戸時代前期(17世紀)
数量13鋪のうち
法量縦103.3 横101.2
備考・解説白石城と仙台藩内の城のうち、白石・角田・亘理・涌谷・岩出山・佐沼・岩沼・水沢・登米・松山・江刺・金ケ崎・坂元の13カ所について、縄張りの詳細や町割りを記した絵図面のうち、岩出山城を描いた図。これらの城の多くは、貞享4年(1687)に要害制度が整うと要害に位置づけられた。要害は城に準じる施設で、中世城館を再利用したものが多く、時期により変動があるが、藩境や領内の要所など領内に21カ所存在した。絵図には曲輪の面積、門の位置と形態、土塀や柵など、軍事的情報を細かく記載する。各絵図とも記載方法に一定の統一性が見られ、同時期に制作されたと見られる。江戸時代前期の作とみられる複数の城絵図が伊達家に伝来した点で貴重である。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』59・仙台領内絵図。

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