源氏八景御手鑑

登録番号458
管理番号絵画99-5
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等伊達吉村筆
年月日江戸時代中期(17~18世紀)
数量1帖
法量絵:各縦25.0 横33.9 詞書:各縦25.1 横34.0
備考・解説源氏八景とは、その地の8つの名所を選んで描いた瀟湘八景や近江八景などに倣って、『源氏物語』の中から代表的な8つの場面を選んだもの。場面は「帚木夜雨」「須磨秋月」「明石晩鐘」「松風帰帆」「朝兒(顔)暮雪」「乙女初雁」「玉鬘晴嵐」「夕霧夕照」である。本作は画帖形式で、見開きの右に堂上方(公家)が記した詞書があり、左に吉村の絵が描かれる。衣の文様や部屋の調度の細密な描写には目を見張るものがある。なお、詞書に絵を伴う源氏八景は数例しか確認されておらず、また、18世紀半ばまでの成立だと分かる、貴重な作例である。箱書「源氏八景御手かゞみ こと葉書堂上方/絵 吉村君御筆」・乙第143号・伊文1-書-手鑑-1。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』52、『仙台市博物館収蔵資料目録13―伊達家寄贈文化財(美術工芸・書跡)―』絵画99。

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