日輪図
| 登録番号 | 451 |
|---|---|
| 管理番号 | 絵画60 |
| 資料群名 | 伊達家寄贈文化財 |
| 作成者等 | 伊達綱村筆 |
| 年月日 | 江戸時代中期(17~18世紀) |
| 数量 | 1幅 |
| 法量 | 縦32.5 横50.1 |
| 備考・解説 | 4代藩主・綱村(1659~1719)は、2歳で藩主に就いたものの、しばらくは後見人を立てたうえで国目付らの監視の下にあり、延宝3年(1675)頃から自ら藩政を執るようになった。儒学奨励や藩史編さん、大年寺や万寿寺など黄檗寺院の造営といった事業は、その後の仙台藩の文化向上に寄与した。しかし、側近の重用や、度重なる寺社造営・修築に伴う財政悪化などにより、重臣らの反発を受け、元禄16年(1703)、吉村に藩主の座を譲り、自らは江戸麻布の屋敷で隠居することとなった。隠居後は茶の湯に精を出し、盛んに茶会を開催している。明治期の伊達家の所蔵品目録である『観瀾閣宝物目録』によれば、綱村の時代に購入や献上されたという品物が数多い(絵画の軸物に限っても全体のおよそ3分の1を占める)。その中には、いまでは伊達家から散逸し、のちに重要文化財などに指定されたものもあるが、そうしたものが手に入る環境にあったということからも仙台藩の文化における綱村時代の重要性が分かるだろう。一方、絵画制作に関しては、現存作品を見る限り、綱宗や吉村のように専門絵師の手ほどきを受けたようには見えず、独特な筆遣いで勢いよく描かれた水墨画が多い。 本図は綱村筆とされる日輪の図で、綱村作品としては珍しい著色画である。画面向かってやや左寄りの虚空に赤い日輪が描かれる。日輪のみを描いた絵画はあまり類例をみないが、吉祥的あるいは禅宗的な意味をもたせたものかもしれない。いずれにしても趣向が面白い一点である。箱書「肯山様御筆日之御絵」・辰第60年・伊文1-絵-一門-17。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』45、『仙台市博物館収蔵資料目録13―伊達家寄贈文化財(美術工芸・書跡)―』絵画60。 |
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