伊達吉村画像(直衣姿)

登録番号424
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等伊達吉村筆・自賛
年月日江戸時代中期
数量1幅
法量縦117.3 横55.6
指定仙台市指定文化財
備考・解説屛風を背に座し、筆と懐紙を手に思案する5代藩主・吉村(1680~1751)の直衣姿による自画像。吉村は、宮床伊達家初代当主・宗房の子として生まれ、母は白石城主の片倉小十郎景長の娘・まつ。元禄8年(1695)、綱村の養子になったのち、元禄16年、初めて傍系から藩主となり、寛保3年(1743)に隠居した。藩政の整備と財政の立て直しをはかり、のちに「中興の英主」と称えられた。本図右上の色紙形には「うつしおく 我が面影も 世々経ては 誰かあはれと 水茎のあと」の和歌を記す。吉村は本図のような自画像をはじめ、専門絵師に引けを取らない絵画を多く残している。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』90、『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』18。

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