伊達政宗甲冑像

登録番号418
管理番号絵画3
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等絵：狩野探幽筆　和歌短冊：伊達政宗書
年月日江戸時代初期（17世紀）
数量1幅
法量縦92.6　横29.5
指定仙台市指定文化財
備考・解説政宗（1567～1636）の戦場での雄姿を描いた作品。黒の甲冑を身に着け、兜には黒色の弦月形の前立、背には白地に赤日の丸という伊達家の旗印を負って馬にまたがっている。作者の狩野探幽（1602～74）は、幕府御用絵師として若くから江戸城や二条城、名古屋城の障壁画制作などを手がけ、江戸時代における狩野派繁栄の礎を築いた。本図は探幽の印章から、政宗在世時の作であると考えられている。上部の政宗自筆の和歌短冊には｢むさし野の月　出るより　入山端は　いつくそと　月にとはまし　武蔵野の原｣とあり、この歌は和歌を得意とした公家・近衛信尋から絶賛されたといわれる。紙本墨画淡彩。箱書（内箱）「政宗卿甲冑御画像　短尺政宗卿御筆　狩野探幽筆」。己第13号。伊文1-絵-歴代-3。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤　仙台藩の絵画　改訂版』12、『仙台市博物館館蔵名品図録　改訂版』89、『仙台市博物館収蔵資料目録13―伊達家寄贈文化財（美術工芸・書跡）―』絵画3。

PageTop