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萩に鹿図屛風

登録番号414
管理番号1・1
資料群名S60-3購入121・S61-5購入133
作成者等伊達政宗詩歌書込
年月日寛永5年(1628)
数量4曲1双
法量各縦159.0 横346.8
指定重要美術品
備考・解説萩が咲き、流水のある野に親子の鹿が憩う様子を描く。金雲には、政宗が『源氏物語』の一節や『新古今和歌集』などから選んだ詩歌を散らし書きしている。現在屛風に改装されているが、引手跡からもとは襖絵であったことが分かり、政宗晩年の邸宅として寛永5年(1628)に築かれた若林城の遺品と考えられている。屛風などの大画面に書を書き込むことは、当時京都の公家の間で流行した新しい趣向で、政宗とも親交のあった近衛信尹や烏丸光広らが得意としていた。本作は政宗の文学や書に対する造詣の深さを示すとともに、最新の文化を受容し実践しようとする姿勢を表しているといえよう。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』8、『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』87。

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