竹図屛風

登録番号407
資料群名S60購入124
年月日慶長15年(1610)
数量2曲1隻
法量縦163.6 横161.7
備考・解説仙台城本丸大広間のうち虎の間の遺品と推定される作品。虎の間には竹林の中で憩う虎の姿が表されていたと推測され、本作はその一部と考えられる。もとは襖であったものを屛風に仕立て直したものである。『貞山公治家記録』慶長15年条には仙台城大広間について、「御張付ハ画工佐久間左京画ス」とあり、障壁画の制作を狩野(佐久間)左京(1581~1657)が担っていたと記録される。左京は、仙台藩初代藩主・伊達政宗に登用された武家出身の絵師で、桃山時代に畿内で活躍した狩野派絵師の様式を受け継ぎ、高い技量をもって、大崎八幡宮や瑞巌寺など仙台藩草創期の障壁画を手掛けている。『仙台市博物館収蔵資料図録⑤ 仙台藩の絵画 改訂版』1、『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』85。

PageTop