浅葱綸子地梅に額文様帯

登録番号354
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等三沢初子所用
年月日江戸時代前期(17世紀)
数量1筋
法量幅13.0 長277.0
指定重要文化財
備考・解説浅葱綸子地(あさぎりんずじ)に三・三・一と七本の梅の枝を斜めに白抜きで表し、その間に額模様を散らしている。この白抜きの梅の枝であるが、七本とも蕾と思われる細かい部分に少しずつ相違があり、七本とも別の型紙によったものとは考えられず、手描きしたものであろう。また、額模様は匹田絞(ひったしぼり)のようであるが、しぼの凹凸が浅く、絞が四角ではなく三角になった目もあり、型匹田(かたひった)で摺り、しぼをつけたもののようである。帯の一方の端は梅の枝と同じ角度で斜めに区切られ、それを紅の匹田で絞っている。もう一方の端は裂地が傷んだためか、別裂で補っている。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』152、『仙台市博物館収蔵資料図録② 服飾 改訂版』78。

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