兜巾

登録番号291
管理番号目録13(伊文美術工芸)工芸016付属品
資料群名伊達家寄贈文化財
作成者等豊臣秀吉所用
年月日桃山時代(16世紀)
数量1頭
法量高5.5
指定重要文化財
備考・解説兜巾(ときん)は修験道で用いるかぶりもので、頭頂部にある襞は十二本とされている。この兜巾は花鶴緑地銀襴(かかくりょくじぎんらん)で作られ、側面は杉板を曲げて形を作り、革紐が付いている。金茶地平絹の頭巾と一緒の箱に納められ、豊臣秀吉所用の銀伊予札白糸威胴丸具足の付属品として伝わった。箱には壊れやすいので風入れの際には箱から出さずに蓋を開けるだけにするようにと、細かい指示が書かれている。箱蓋表墨書「大閤様御召/一御兜巾壱つ/一御頭巾壱つ/右御品箱より出シ不申蓋を取候儘ニ而風入可申候、数年之間ニハ損シ相出候間如如斯致吟味置候間以来不相紛/様取扱可申事」。『仙台市博物館収蔵資料図録② 服飾 改訂版』10。

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