伊達政宗書状

登録番号2277
資料群名伊達政宗文書購入番外
作成者等九郎(伊達盛重)・鉄斎(伊達宗清)宛
年月日(天正19年・1591)7月7日
数量1幅
法量縦32.5 横50.2
備考・解説天正19年(1591)7月3日、激しい攻防の末に佐沼城(宮城県登米市迫町)が落城し、葛西・大崎一揆は終結に向かっていたが、政宗はなお登米方面に在陣中だった。その最中、米沢(山形県米沢市)の留守を預かる叔父の伊達盛重と大叔父の伊達宗清から政宗の元へ手紙が届く。この資料はその手紙を受けて盛重・鉄斎へと内密に返信した指令書。米沢は国替えの風聞で混乱しているだろうが、人の動きを制限し、物資は長井郡新宿(二井宿、山形県高畠町)・刈田郡湯原・同郡下関(宮城県七ヶ宿町)の経路のみで流通させるようにと命じ、また政宗に背いたため小国(山形県小国町)に留めている須江大隅守や八森氏への切腹処分、および米沢に捕らえている長江勝景(晴清とも)・黒川晴氏への監視強化を行うよう指示している。『仙台市博物館収蔵資料図録⑨ 伊達政宗文書』35、『仙台市史 伊達政宗文書』846。

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