仙台城下絵図

登録番号2149
資料群名斎藤報恩会寄贈資料
作成者等「蘭光」落款
年月日文久2年(1862)9月
数量1幅
法量縦87.0 横159.4
指定仙台市指定文化財
備考・解説仙台城下を西から俯瞰し、町並みを描いた絵図。左下に「文久二壬戌年菊月中旬写之」とある。落款の「蘭光」は不詳。画面の上が東、右が南にあたり、元寺小路を東北端、南材木町を西南端、奥州街道と大町の通りを中心に描いている。画面右下の建物が大手門で、右上部に藩主廟所のある経ケ峯、愛宕神社がある。城下の街区が明確であり、広瀬川の段丘崖など地形的な特徴や、街路に面した町屋や侍屋敷の門・塀、屋敷林までもが詳細に描かれている。また、町方の仏堂(柳町の大日堂など)や神社(春日神社・松尾神社など)がその本尊・神名を記した幟を掲げた姿描かれているでことも特徴といえる。『仙台市博物館収蔵資料図録⑧ 斎藤報恩会寄贈資料』11、『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』57。

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