支倉常長銅版画

登録番号122
資料群名H9購入384
年月日1615年
数量1枚
法量縦23.5 横13.8
備考・解説支倉常長らがヨーロッパ滞在中に刊行された常長の銅版肖像画。画面上部にはドイツ語で、「フィリップ・フランシスクス・ファシクラ様/日本から来た奥州王/ローマ教皇庁のパウルム5世猊下のところに送られた/1615年10月26日にローマに到着」と記されている。また、画面下にはラテン語で「フィリップス・フランシスクス・ファシクラ/1615年11月7日、日本の奥州使節団特使とローマ教皇パウルム5世との会談」と記される。ドイツ語文・ラテン語文ともにほぼ同内容ながら、前者においては常長自身を奥州王としてしまっている。画面左下のサインには、Raph. Sadelerと記されており、1615年当時にミュンヘンで活動をしていたラファエル・サデレル父(1560~1628または1632)あるいは子(1584~1632)によるものと分かる。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』72、『仙台市博物館収蔵資料図録 国宝「慶長遣欧使節関係資料」』参7、『特別展図録 伊達政宗の夢ー慶長遣欧使節と南蛮文化』147。

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