伊達政宗書状

登録番号118
資料群名S61寄贈206
作成者等茂庭石見(綱元)宛
年月日(慶長17~18年・1612~1613)8月12日
数量1通
法量縦35.8 横52.5
備考・解説伊達政宗が重臣の茂庭綱元に宛てた自筆書状。支倉飛騨常成の切腹とその子息の六右衛門常長の追放を命じている。イエズス会宣教師ジェロニモ・デ・アンジェリスは、1619年11月30日付のイエズス会総長宛て書簡で、常成の処罰について触れ、政宗が大使として有力でない家臣(常長)を遣わしたこと、政宗は常長も斬首するつもりで常長から知行地を没収していたこと、斬首の処罰をスペイン・ローマへの航海の苦難に引き換えるために常長を大使に任命したことなどを記している。書状の年代は、政宗の花押の形やアンジェリスの記述から、慶長17年(1612)ないし18年のものと推定されている。『仙台市博物館館蔵名品図録 改訂版』76、『仙台市博物館収蔵資料図録 国宝「慶長遣欧使節関係資料」』参2、『特別展図録 伊達政宗の夢ー慶長遣欧使節と南蛮文化』112、『仙台市博物館収蔵資料図録⑨ 伊達政宗文書』60。

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