写真 畜力(馬回し)による動力脱穀作業(大正12年)

分類郷土資料館資料
郷土資料館篠路烈々布郷土資料館
郷土資料館分類総集
分類番号12-1
受入番号121
資料解説開墾の事始めから馬との百年の思い出を次のように古老が語っている。「冬は、一面の雪の原を地吹雪が走り抜ける。馬橇道も五分たてばもとの雪の原となる。交通は歩くか馬に頼るほかはなかった。馬はこうしたとき非常にかしこく、夏冬を問わず手綱がなくても自分の家に間違いなく帰る習性があり、本当に助かったものだ。」
馬は、上記のような交通の手段ばかりでなく、農耕・運搬にとっても大切な動力源であった。
馬具・馬車・馬そり・プラオ・ハロー等々馬を動力とする農具・運搬具は数多い。
この写真は、大正12年(1923年)頃のもので、馬の力を利用した脱穀機を使っているようすを撮影したものである。それまでの脱穀機は人間の力で動く「足踏み式」のものであったが、林 松太郎がこれを馬の力を利用することを考え発明したと伝えられている。

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