井戸桶

名称よみいどおけ
分類郷土資料館資料
郷土資料館新琴似屯田兵中隊本部
郷土資料館分類生活
分類番号21-17
受入番号36
資料解説屯田兵が入植した頃は水道などはなく、井戸水(地下水)を使用していた。普通の井戸は地下に深い穴を掘って地下水を汲み上げるのだが、この井戸は大きな桶を地中の半分まで埋め、桶の底から約30mの水源まではもうそう竹をつないだものを埋め、桶に吹き上がってくる水を使った。
モウソウ竹の継目には、コンブが巻かれ現在のパッキンの代わりとして工夫されていた。
この井戸は、屯田兵が入植する1年前に陸軍省によって4戸ごとに1基づつ作られ、開拓者の生活に欠くことのできないものであると同時に、崩れがちになる人々の心を励まし合うだんらんの場にもなったようである。昭和18年(1943年)頃になると屯田地区にもポンプが普及しはじめたので、不必要なものとして埋められた。別名 もやい井戸(共同という意味)と呼ばれていた。
写真説明直径90cm、高さ70cm
使用目的地下から涌きでる水を利用するのに使われた

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