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モンタヌス日本誌(東インド会社遣日使節紀行)蘭語初版

資料番号1994-007-1
資料名モンタヌス日本誌(東インド会社遣日使節紀行)蘭語初版
コレクション名国外地誌資料
員数1冊
制作年代1669年刊
解説オランダ出身の宣教師で歴史学者のアルノルドゥス・モンタヌス(1625?~83)は来日したことはないが、宣教師の日本報告書やオランダ東インド会社職員による江戸参府日記をもとに、日本の地理や習俗、歴史などをまとめて『日本誌』を著した。本書は、最初に刊行されたオランダ語版。後にドイツ語、英語、フランス語に翻訳された。銅版の挿絵・折込絵を豊富に含み、かなり想像が加えられているものの、読者に視覚的な情報を伝える。
「公方の殺害」の図は永禄の変を描くもの。永禄8年(1565)5月19日、将軍足利義輝の二条御所は三好義継・松永久通らの軍勢によって襲撃され、義輝をはじめその生母や家臣らが討死・自害した。このショッキングな事件は、フロイス『日本史』やモンタヌス『日本誌』に記され、ヨーロッパに伝えられた。

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