源氏物語図屏風(澪標)
| 資料番号 | 2012-002 |
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| 資料名 | 源氏物語図屏風(澪標) |
| 員数 | 2曲1隻 |
| 制作年代 | 江戸時代 |
| 解説 | 『源氏物語』の第14帖「澪標」は、住吉大社を舞台とする。本作のように「澪標」の場面を単独で描く作例も多く、名所絵的な要素が喜ばれたものと思われる。 住吉大社に舟で参詣した明石の君は、偶然、恋人の光源氏の盛大な行列を目にし、身分の差を思い知った。明石の君はそのまま去ったが、再び源氏の一行に難波で出会い、そこで二人は歌を交わした。本作は背景に住吉大社の鳥居、手前に源氏の乗る牛車と車中の源氏に硯箱を差し出す従者の惟光、牛車の対角線上に明石の君の乗る舟を描く。 加賀国前田藩横山家伝来と伝わる。 『源氏物語の絵画』『堺市博物館所蔵品図録 屏風編』に掲載 |