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住吉祭礼図屏風

資料番号1982-051
資料名住吉祭礼図屏風
指定堺市指定文化財
員数6曲1双
制作年代江戸時代
解説大阪の住吉大社は古来堺と関係が深く、毎年旧暦六月晦日、住吉大社から堺にある御旅所まで神輿が渡御し、夏越の祓えが行われてきた。この屏風は、むかって左隻に住吉大社、右隻に堺の町を配置し、商家が並ぶ堺の町では堺の町衆が仮装して練物行列を繰り広げる。
絵画様式は江戸時代初期とみられるが、堺の町を視覚的に表した最古の作であり、中世の商都堺のおもかげをしのばせる貴重な資料である。堺のまちは、西側は海に接し、残る三方は濠に囲まれていた。この屏風には、北側の濠と木戸が描かれる。濠の内側には、さまざまな商家が軒を連ねる。

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