名所江戸百景 両国橋大川ばた

ふりがなめいしょえどひゃっけい りょうごくばしおおかわばた
資料番号SMR1998-024
大分類美術
製作者歌川広重
員数1
寸法(cm)36×24.6㎝
備考「名所江戸百景」は、歌川広重(1797~1858)が、安政3年(1856)から同5年(1858)にかけて制作した名所絵のシリーズで119枚からなる。構図の斬新さや多色摺りの効果を活かした作品は人気を博した。
両国橋上を多くの人が行き交い、川には多くの屋根舟や荷舟が通っている。川辺には、水茶屋が隣り合って続いている。向こう岸の近くに、水の中から顔を出している黒い棒は百本杭と呼ばれ、川が東にカーブして流れが速くなるこの周辺の岸を守るためのもの。画題の「大川端」は両国橋周辺の隅田川東岸で、遠くに見えている一帯を指す。川開きの花火の時期とは違い、両国橋周辺の普段の暮らしが詳しく描かれている。後摺。
所蔵館埼玉県立川の博物館

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