当時もちいる物・当時をあいだな物

ふりがなとうじもちいるもの・とうじおあいだなもの
資料番号SMR1998-019
大分類歴史
員数1
寸法(cm)38.6×25.7㎝
備考安政2年(1855)の江戸大地震後の人々の身のまわり、物品のはやり・すたりを番付に見立てたもの。「もちいる物=流行したもの」の大関には、地震でも崩れることのない穴蔵、関脇には杮葺(こけらぶき)の屋根、前頭には荒物屋や金物屋などをあげている。「をあいだな物=ひまになったもの」の大関には地震で崩れてしまうことがわかった土蔵、関脇には瓦屋根、前頭には小間物屋や三味線屋などを挙げている。行司・差添・勧進元も、地震の後の復興景気で活用した土方人足(どかたにんそく:土木工事の労働者)・材木屋・各種職人と、仕事のなくなった歌舞伎役者・唐物屋・芸人との二つに分け、明暗をはっきりと示している。
所蔵館埼玉県立川の博物館

PageTop