武州松山附近名所図絵

資料番号SPM2020-0002
大分類歴史
製作者日本名所図絵社
員数1
寸法(cm)縦17.6×横77.2
指定
備考鳥瞰図中央に東上線「武州松山駅(現東松山駅)」を配し、東は熊谷駅、西は鴻巣駅、北西は東京方面の各駅、北東は高崎駅を描く。
表紙には左上から時計回りに「箭弓稲荷(東松山市)」、「史跡吉見百穴(吉見町)」、「坂東九番札所慈光寺(ときがわ町)」、「上岡観音(東松山市)」、「坂東十一番吉見観音(吉見町)」「川嶋鬼鎮神社(嵐山町)」、「坂東十番観音(東松山市)」、「物見山眺望(東松山市)」がそれぞれの名所を特徴付けるシルエットで模られている。 
この鳥瞰図を描いた「(金子)常光」は大正時代~昭和初期に活躍した鳥瞰図絵師の一人である。吉田初三郎の門下生であったが、大正11年、仲間数人と独立し、このパンフレットの発行所である日本名所図絵社をおこし、そこで活躍した。
表紙の下には「坂本屋本店」というハンコが押されており、その店で配布された観光パンフレットだということが分かる。坂本屋は現在も東松山市材木町6-16で割烹店として営業している。
「鯉料理 きそば 武州松山町 坂本屋本店 電話二八番」スタンプあり。
所蔵館埼玉県立歴史と民俗の博物館

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