名所江戸百景 角筈熊野十二社俗称十二そう

ふりがなめいしょえどひゃっけい つのはず くまのじゅうにしゃ ぞくしょうじゅうにそう
資料番号SMR2019-001
大分類美術
製作者歌川広重
員数1
寸法(cm)35.2×25.0㎝
備考「名所江戸百景」は、歌川広重(1797~1858)が、安政3年(1856)から同5年(1858)にかけて制作した名所絵のシリーズで119枚からなる。構図の斬新さや多色摺りの効果を活かした作品は人気を博した。
角筈は現在の西新宿にあった村の名で、十二社は当時からある熊野十二所権現社を指す。熊野神社では紀伊半島にある十二の神社を勧請し、祀ったことから十二社と称し、一帯の俗称にもなった。俗称から転じた「十二相」から役者の祈願も多かった。川をせき止め、社殿の西に弁天池、東北に滝をつくるなど、景観も整えた。桜・紅葉・雪など四季の風景が人気で、とりわけ夏には納涼にふさわしい場としてにぎわった。
所蔵館埼玉県立川の博物館

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