鯰絵(難義鳥)

ふりがななまずえ(なんぎどり)
資料番号SPM2009-0026
大分類歴史
員数1
寸法(cm)36.4×24.5
備考この鳥は、難儀鳥といい、目には楽の字が入った楽焼茶碗、嘴には蓋付きの椀、鶏冠は茶せん、毛は櫛と簪、翼は書物・反物・算盤・高下駄、足は反物、尾は屋台船の櫓で構成されている。これらは、茶の湯の師匠、会席料理屋、花魁、貸本屋、呉服屋、商人、屋台船の船頭に関するもので、大地震後、職にあぶれて難儀している者に関する品物である。難儀鳥が、職人のもとから地震を起こした鯰をさらっていく構図は、復興景気で儲けて驕っている職人を風刺しているものといえる。
所蔵館埼玉県立歴史と民俗の博物館

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