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化兵獣醫极(化兵獣医极)

資料ID17226
製作年代昭和17年(1942)10月
所蔵者公益財団法人多摩市文化振興財団所蔵
寸法幅75cm×高さ40cm×奥行52㎝
公開解説医极 (いきゅう)とは、陸軍の医療・衛生関連の機材や医薬品、消耗品などが詰められた運搬用の箱のこと。本資料は「化兵獣医极」とあるので、化学兵器による症状が出た動物を治療するための機材が詰められていたものと考えられる。寄贈時点で中身は空であったが、箱の蓋の内側に内容品目表が貼られており、入っていた機材が推定できる。箱の底には「秘  昭和17.10 獣醫資材本廠」のスタンプが押されているので、昭和17年10月に、東京の立川にあった「陸軍獣醫資材本廠」で製造されたものと考えられる。本資料は、戦後の米軍多摩ゴルフ場(多摩サービス補助施設)の従業員だった多摩市連光寺の個人宅から見つかったもので、近隣の米軍多摩ゴルフ場に勤務していた時期に譲り受けたものと考えられる。米軍多摩ゴルフ場の地は、戦時中には陸軍造兵廠火工廠板橋製造所多摩分工場(昭和14年に火工廠多摩火薬製造所、※通称・多摩火工廠)であったが、この箱が戦時中の多摩火工廠で用いられていたものなのか、戦後になってから米軍多摩ゴルフ場に流入したものかは定かではない。

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