勝部如春斎

作家名(ヨミ)カツベ ジョシュンサイ
作家名(英語)KATSUBE, Jyoshunsai
生年月日(西暦)1721-
生年月日(和暦)享保6年
没年月日(西暦)1784
没年月日(和暦)天明4年

略歴・解説

西宮に生まれる。名は兼寿、のちに典寿、通称源蔵。号は容斎、のちに如春斎。法名宗寿。造り酒屋の次男に生まれ、絵は大坂で、狩野派の櫛橋正盈(くしはし・しょうえい)に学んだとされる。明和元年(1764)12月に左大臣九条尚実(ひさざね)より如春斎の号を賜わり、その頃より後の作品が伝わっている。森狙仙の師であったと言われ、また摂津池田と関わりが深く、荒木李谿にも画の手ほどきをしている。狩野派の画風をよく守り、水墨から濃彩、寺院の襖絵から細密画まで、様々な画題を描きこなした。作風は平明で華やか、仏画や人物画においては、線の美しさや柔らかい表情が特徴的である。死後まもなく、墓が大坂天王寺の新清水西坂下に建立されているため、その界隈で亡くなったと推測される。

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