西村五雲

作家名(ヨミ)ニシムラ ゴウン
作家名(英語)NISHIMURA, Goun
生年月日(西暦)1877-
没年月日(西暦)1938

略歴・解説

京都市で染物業を営む家に生まれる。本名源次郎。1890(明治23)年岸竹堂に入門、竹堂没後は竹内栖鳳に師事する。1907(明治40)年第1回文展で《咆哮》が三等賞を受賞、第3回展、第5回展にも出品する。1913(大正2)年京都市立美術工芸学校の教諭となるが、翌年から病床につき、これ以後大正期を通じて大作の制作はほとんど出来なかった。1931(昭和6)年頃より活発な制作活動を再開、《日照雨》《秋茄子》などの代表作を次々と発表した。1924(大正13)年より1936(昭和11)年まで京都市立絵画専門学校の教授として教鞭をとる一方、画塾晨鳥社を主催、後進の指導に当たった。1933(昭和8)年帝国美術院会員、1937(昭和12)年帝国芸術院会員となる。動物の描写にすぐれ、写実に基づいた洒脱な画風を形成した。

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