マリー・ローランサン

作家名(ヨミ)ローランサン マリー
作家名(英語)LAURENCIN, Marie
生年月日(西暦)1883-
没年月日(西暦)1956

略歴・解説

パリに生まれる。私塾アカデミー・アンベールでブラックらとともに絵画を学ぶ。1907年にピカソや詩人のアポリネールと知り合い、モンマルトルの「洗濯船」と呼ばれるアトリエの仲間に加わる。初期の作品にはキュビスムの影響が色濃い。また同年からサロン・デ・ザンデパンダン(無鑑査自由出品の展覧会)に出品。1913年に二つの画廊と契約し、この頃から淡い色調による憂いをたたえた女性像を描くようになった。ドイツ国籍の夫と結婚直後の1914年に第一次世界大戦が勃発し、スペインに亡命。1922年に離婚が成立し、単身パリへと戻った。1920年代以降はより簡潔で優美なフォルムへと移行し、舞台装置や衣裳も数多く手がけるなど、エコール・ド・パリ(パリ派)の中でも重要な位置を占めた。

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