作家/Artist下村良之介 SHIMOMURA, Ryonosuke
分類日本画
制作年1974
技法・材質紙本着色・額装
サイズ(cm)119.0×120.7
 白い画面に黒や茶の着色部、そして明確な凹凸。一見すると石膏か何かのレリーフを想起させる画面は、絵画とも彫刻ともつかない、微妙な質感のマチエールで覆われている。この独特な質感の正体は紙粘土で、この作品は板パネルに紙粘土を載せ顔料で着色し、その上に薄麻紙を被せ作者手製の木型などを用いて成形している。黒の着色部に注目すると、アフリカハゲコウを思わせる大きな鳥が、首を竦めて振り返る様が表されている。1973年にアフリカを訪れた下村良之介はアフリカハゲコウに関心を持ち、以後しばしばモチーフとして登場した。1974年5月に開催した第11回個展(大阪・画廊梅谷)の出品作品である。(当館学芸員 内村周)
TitleSand
CategoryJapanese-style Painting
Year1974
Method and Materialcolor on paper, framed
Dimension119.0 x 120.7 cm
台帳番号/Registration No.1570
受入年度/Acquisition Date2012年度

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