女三態之図

作家/Artist山下摩起 YAMASHITA, Maki
分類日本画
制作年1936頃
技法・材質麻布着色・額装
サイズ(cm)158.0×237.0
 この作品の裏には、作者の自筆で1940年の大阪朝日会館での個展に出品されたことが書かれており、1936年の新帝展や県展に出品したのもこの作品ではなかったかと考えられる。天明寛政期を思わせる装いの三人の女性が、緑、橙、青と着物の色を塗り分けられ、着物の模様はそれぞれに、摩起特有の刷毛で勢い良く形を捉える筆致で描かれている。背景の白地と相まって、まるで着物の中に風景風物が取り込まれたかのような華やかな色面を生み出されており、題材としては懐古的な美人画であるにもかかわらず、油彩画のような自在な表現方法が用いられている。作品の支持体には麻布(まふ)が用いられている。(当館学芸員 枝松亜子)
TitleThree Women
CategoryJapanese-style Painting
Yearcirca 1936
Method and Materialcolor on linen, framed
Dimension158.0 x 237.0 cm
台帳番号/Registration No.1522
受入年度/Acquisition Date2010年度

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