百瀬文

作家名(ヨミ)ももせ あや
作家名(英語)MOMOSE Aya
生年1988
生年(和暦)昭和63

略歴・解説

百瀬文は1988年(昭和63)、東京都生まれ。2013年(平成25)、武蔵野美術大学大学院造形研究科修士過程修了。パフォーマンスを記録するための方法として映像を用い始め、現在は撮影者と被写体の関係性のゆらぎを映像自体によって問い直す作品を制作している。自身の女性という身体とアイデンティティに向き合い、対象との対等な関係を模索し、視覚を中心に構築されてきた社会構造や規範に疑問を投げかけることをテーマとする。2014年(平成26)、横浜美術館にて個展「サンプルボイス」を開催。以降、視覚と聴覚、認識と実際のことにおける「ズレ」や性的差異、差別と抑圧の問題をモチーフにした作品を制作する新世代の作家として注目を浴び、「アーティスト・ファイル 2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち」(国立新美術館)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館)など立て続けに国内の現代美術のグループ展に参加。2016年(平成28)アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けてニューヨーク、その後ソウルに滞在。2019年(令和元)には、イム・フンスンと共同制作した《交換日記》が全州国際映画祭(JIFF)に正式招待された。2020年(令和2)、歴史や日常、テクノロジーなど様々な事象や感情を、女性アーティストの視点から着目した展覧会「彼女たちは歌う」(東京藝術大学美術館陳列館)に参加した。

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