略歴・解説 | 1932年(昭和7)大阪市に生まれる。最初は木版画を制作するが、長谷川潔の銅版画に魅せられ、メゾチントやアクアチントなどの銅版画技法を独習する。1967年(昭和42)春陽会研究賞を受賞。1969年(昭和44)初個展。1971年(昭和46)春陽会会員となる(1988年退会)。1973年(昭和48)に日本版画協会会員となる(2011年退会)。
1973年(昭和48)に初めてヨーロッパを旅したことを機に、この地の風土に惹かれ、ドイツにも拠点を置くようになる。ドイツを中心とするヨーロッパ各地で招聘を受け、滞在制作を重ねる。
1971年(昭和46)に第一版画集『ミクロドラマ』を刊行。以後も版画集として『イン・ザ・ナイト』(1974年)、『ヨーロッパからのたより』(1976年)、『コーヒー・クインテット』(1979年)、『北欧幻想』(1982年)、『海から』(1989年)、『お茶のひととき』(1994年)、『詩からの贈物 八木重吉の十一の詩と二見彰一の銅版画十葉』(2011年)を刊行。
前田藤四郎を中心に大阪で発足した版画家グループ「版画8」に、1973年(昭和48)の創立時より参加。版画8展に、1991年(平成3)の最終展(第16回展)までの計12回出品した。
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