原の城 エスキース

titleHara no jo(Christian Samurai at the point of death)
作家 舟越保武 Funakoshi Yasutake
制作年 date1971
素材ブロンズ
materialsbronze
寸法 size41.4×11.5×11.0cm
作品解説カトリックを信仰する舟越は、《長崎26殉教者記念像》や《ダミアン神父》など、キリスト教に関連する主題の作品を数多く手がけました。《原の城》もその一つで、島原・天草の乱が題材となっています。島原・天草の乱は、領主の苛政とキリシタンへの弾圧に対して起きた農民一揆です。原城に立て籠った一揆軍は、凄惨を極めた幕府軍との戦いの末、全滅したといわれています。ここを訪れた舟越は、その壮絶な記憶とは裏腹なのどかな風景のなかで、討ち死にしたキリシタン武士が雨上がりの夜、月光を浴び、亡霊のようによろよろと立ちあがる姿を心に描いたといいます。舟越はこの10年後、代表作である197cmのブロンズ像《原の城》を制作し、1972年に第3回中原悌二郎賞を受賞しました。本作は、そのエスキース(試作像)です。(FS)
撮影 photo早川宏一  Hayakawa Koichi

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