ネガ・チャイルド
| title | Neg. Child |
|---|---|
| 作家 | 保田井智之 Hotai Tomoyuki |
| 制作年 date | 1991 |
| 素材 | 松, 楠, 檜, スプルス, ブロンズ |
| materials | pine, camphor, Japanese cypress, hondo spruce, bronze |
| 寸法 size | 130.0×60.0×45.0cm |
| 作品解説 | 片腕を上げ、頭を傾けて端然と立つ人物。その存在感と落ち着きは、彫刻の古典的なあり方を思わせます。同時にこの像には、矛盾する力がせめぎ合い、崩壊と背中合わせの均衡から独特の緊張感が生まれています。木彫による引き締まった体軀は、後戻りのできない一刀ごとの決断によって得られる禁欲的、倫理的なフォルムの世界に通じています。他方、ブロンズによる頭部や衣服の一部は、磨いて仕上げるのではなく、あえて表面の荒れや鋳造の痕跡を残すことで、物質の流動と変容、時のプロセスを喚起します。作者は制作において様々なレベルでのバランスを意識するといい、特に「完全に平衡がとれて止まってしまった状態ではなく、平衡がとれる直前の、しかしまだ活発に動いている、そんな局面を大事にしています」と語っています(2011年、筆者によるインタビュー)。(FO) |
| 撮影 photo | 斉藤新 Saito Arata |
