群像 A

titleGroup Figures A
作家 難波田龍起 Nambata Tatsuoki
制作年 date1980
素材油彩, キャンバス
materialsoil on canvas
寸法 size80.5×100.0cm
作品解説戦前に画業を始めた難波田龍起は、戦後復興で林立するビルの鉄骨が見せる「直線」の美に打たれ、線の構成を試みることで抽象表現の道に入りました。いわゆる幾何学的抽象に接近しつつ、それに飽き足らず様々な試行錯誤を繰り返し、やがて1970年代に自己の求める独自の抽象絵画に到達しました。本作は、抽象でありながらなにかが息づいている気配を濃厚にたたえ、タイトルが暗示するように人影のような「形象」の要素も見られます。ここに難波田の求めた「内的生命」や「ポエジー」の表現のありようが見てとれます。絵肌(マチエール)の豊かさも大きな魅力となっており、そこには「触覚」の優位を説いた高村光太郎の教えを難波田がいかに大切に咀嚼しつづけたかが示されています。(FO)
撮影 photo斉藤新  Saito Arata

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