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鳥と十字文

ふりがなとりとじゅうじもん
管理番号モ008-0549
地域シリア、レバノン
時代
年代5-6世紀
素材色石
大きさ
解説円文の外側の方形の部分では、テッセラ密度が非常に粗く、施工も粗悪なので、この部分は、後世の補修による不可物で、円の内部のみが当初の部分である(円内にもわずかに補修がある)。これは、円の四方に等大の別の円を交接させた文様から一単位を取り出したものである。この文様にしては珍しく、この作例では中央の白抜きの円の内部に、雉かと思われる鳥が一羽挿入されている。四隅のアーモンド型の部分には、方形モティーフと、これを両側から挟む括弧方のモティーフが入っている。後補部分を取り去れば当初の構成が判明する。四つの小方形モティーフが、当初は水平・垂直の方向に並んでいたはずである。色彩のトーンが鮮明で、黄色や青、茶などがくっきりと用いられているので、南シリアやレバノン、ヨルダンの様式を思わせるが、断定するのは難しい。
分類モザイク
キーワード黄 き、茶 ちゃ
おおきい
西アジア、シリア、西アジア、レバノン
石・鉱物
建築材、モザイク
生き物、鳥

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