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犬のモザイク

ふりがないぬのもざいく
管理番号モ014-0555
地域シリア−レバノン
時代ビザンティン時代
年代5世紀
素材色石
大きさ72.0×98.0 cm
解説黄色のグラデーションの枠で囲まれた矩形画面に、一匹の失踪する犬が表されている。胴がすらりと長く、首輪や胴輪をつけており、おそらくは猟犬と思われる。四肢の胴部への接合がややぎこちなくも見えるが、全体の輪郭線は流麗で、枠いっぱいに躍動感ある調子で表されている。ただし、この枠のモティーフは類例が多いので、制作地や制作年代を特定する手がかりにはなりにくい。しかし犬の体のヴォリューム感や、落ちついた色彩のトーンは、北シリアの作例である可能性の高さをうかがわせる。矩形の枠は左側の部分のみ完全に残存している。ほかにも同様の大きさの画面があって、そこに獲物になる小動物が表されていた可能性もある。
分類モザイク
キーワード白 しろ, 灰色 はいいろ
かっこいい, おおきい, たのしい
西アジア, 東地中海, シリア, レバノン
ローマ・ビザンティン時代, ビザンティン時代
石・鉱物
建築材, モザイク
生き物, 四足動物, イヌ
資料ID510

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